2022/01/19
宮崎生協病院
院長 遠藤 豊
あけましておめでとうございます。
昨年は、COVID感染症への対応も2年目をむかえ、発熱・コロナ患者さんの難民をださないように救急車の受け入れは千台を超え、PCR検査も積極的に行いました。
第5波では、自宅療養者が増加し、県からも外来での診療を要請され、対応しました。この取り組みは、県や保健所からも高く評価されています。
コロナも怖いですが、ほかの病気も放置すると危険です。感染対策をしてしっかりと診察、検査や健康診断、予防接種を受けましょう。
高齢化社会に向け、「入院から在宅へ」という国の政策がすすめられる中で病床、医療福祉の予算が削減され、国民皆保険制度の危機など患者さんにも医療機関にも非常に厳しいものがあります。加えて未曽有のコロナ禍で、病院にかかれない人が増えるのではと懸念されます。
今年は人員不足で、診療縮小等ご迷惑をおかけしますが、私たちの基本姿勢である「まず診る」「寄り添う」「何とかする」を継続できる一年となるように、干支の寅のように力強く何回もチャレンジし、楽しく前に進んでいければと思います。